中村俊輔から考えたこと。

中村俊輔がスペインから帰ってきた。

開幕戦で対戦する相手というのは一先ず置いといて、
「スペインから帰ってきた」
ということを今回は考えてみたいと思う。


イタリア、ドイツ、オランダ、フランス。
今はこの4ヶ国のリーグに日本代表がいて、
所属チームでほぼレギュラーの座を掴んでいる。
中田英寿や稲本潤一がイングランドでレギュラーだったこともある。

ただ、スペインだけは誰も成功したことない。

過去に日本人でスペインリーグ1部に所属した選手は3人。
城彰二　西澤明訓　大久保嘉人
いずれもFWである。

ゴール数は、城2、西澤0、大久保5で、
3人とも半年から1年半しか所属していない。

城と大久保はレギュラーを掴みかけたが、
怪我などの事情で退団することになってしまった。

西澤に関してはコミュニケーションの問題で、
出場機会がほとんど得られず、そのまま退団という形になった。

ここまでで気が付くのは、城や大久保のように出番が貰えれば、
スペインリーグと言えど日本人でもゴールを奪えてレギュラーを掴める。
チームに馴染めなければ出番も貰えず、退団していくだけ。
↑俊輔がまさにこれだったのかな、わかんないけど。

でも、これって国内外限らずサッカーチームならどこでも同じ。
結局、スペインは日本人に向いてないってこと？
言葉の問題とかそういうんじゃなく、もっと漠然としたところなのかな。

気になるのは西澤と俊輔が同じエスパニョールに所属していたこと。
そして、同じように出場機会が得られずに退団したこと。
チームによる差もあるのかな。。。


スペインリーグのイメージと言えば、個人的には攻撃的。
だから、今までFWとか俊輔にしても攻撃的な選手しか行っていない。
こういうリーグにこそ、守備的な選手が行ってほしい。

今なら長谷部、ちょっと前なら中田浩二とか稲本とか。
ボランチ～DFの選手こそ、スペインで活躍できちゃうかもしれない。


俊輔は自身のスペイン移籍を失敗ではなかったと言う。
でも、数字だけを見れば明らかに失敗。

彼はイタリアでも成功したとは言えない。
マリノスとセルティックでしか成功していない。
ま、たとえ1チームでも成功したと言えるチームがあれば、
それはサッカー選手として誇れるし、尊敬できることなんだけどね。

これから彼がマリノスでどんなプレーを見せるか、楽しみではある。



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